日本の建設業の歴史
日本において、建設活動そのものの歴史は古いです。
昔から巨大な天皇御陵や神社仏閣など、世界に誇れるような建築・土木工事がおこなわれています。
しかし、これらの建設活動はほとんど天皇や幕府、社寺など、時の権力者が職人や人夫を直接指揮して完成させたもので、そこにはまだ請負という建設業の形態は現れていません。
6世紀以降、中国大陸や朝鮮半島から建設技能者が帰化人として渡来し、優れた建設技術をもって建設活動に従事するようになります。
しかし彼らは職人として、あるいは権力者に雇われた技術官僚として、建設活動に携わったに過ぎず、いかなる意味でも請負者といえるようなものではありませんでした。
平安、鎌倉、戦国と続く時代の流れの中で、神社仏閣のほかに築城や城下町の形成などの膨大な建設需要が発生します。
建設職人達は、このような建設工事の実行者として、次第に力を蓄えていきます。
民間工匠組織としての"座"や"仲間制度"の形成、職人達の統率者としての"棟梁"の出現などが、次に現れる請負を準備しました。
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