日本の建設業の歴史 5

このように、日本の建設業者は明治、大正、昭和の3つの時代を通じて、技術的には西欧技術の導入。


受注面では近代工業化を進める民需と官需に支えられ、成長・発展を遂げました。


その過程で多くの業者が経営形態を個人営業から企業組織へと変更しています。


竹中工務店が明治42年(1909年)に合名会社に、大正元年(1912年)には清水組が合資会社に、昭和5年(1930年)には鹿島組が株式会社になったのはその一例です。


敗戦により、日本の建設業者は外地における工事や資産をすべて失いました。


国内でも受注の減少から窮地に陥りますが、米軍関連工事や復興需要により次第に立ち直っていきます。


昭和23年の建設省設置、24年の建設業法の制定を契機に、大くの業者はアメリカの近代的経営手法を取り入れて近代的企業への脱皮を図りました。


これを支えたのが、日本経済の高度成長にもとづく建設需要の急増であったということができるでしょう。

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